オルタナティブA型:サブプライムローンとは

サブプライムに近い「オルタナティブA型」

景気を低迷させるきっかけとなったアメリカのサブプライムローン。
サブプライムとは、「プライム」ではない人という意味で、低所得の人や社会的に信頼のおけないとされる人達を意味しています。通常のローンでは借り入れすることが難しいとされる人でも、手軽に利用することができる住宅ローンがサブプライムローンです。

例えばサラリーマンで一定収入があり、過去にクレジットカードの支払いなどで延滞がない人は、「プライム」ということになります。ほとんどの人が、プライムに属していると言えるでしょう。プライムの住宅ローンは「A型」とも呼ばれています。

プライムより信用度が低くなるにつれて、B型、C型と呼ばれていくわけですが、A型に近い存在だけどA型ではない部類として「オルタナティブA型」と呼ばれるものがあります。日本語に変えると「代替A型」となります。

A型に近いけれどA型ではない、とはどのようなものでしょう。
一般的に考えるとプライムに入るのですが、所得を公的に証明するものがないという場合や、住宅価格を的確に示すものがない場合は代替A型になります。またセカンドホームを持つ場合もこれに含まれます。
このような利用者は、社会的な信用度が低ければサブプライムに属することになるのですが、実際には十分な返済能力を持っている場合がほとんどです。
ですが、信用度としてはサブプライムの次に位置づけられているため、A型のローンよりも高金利での貸し付けになります。貸し手側としては、オルタナティブA型は優良な借り手、ということも言えるのです。

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