日本の消費者金融:サブプライムローンとは

サブプライムローンと日本の消費者金融

低所得の人や、社会的に信頼のおけない人に対しても、高金利で貸付をするアメリカのサブプライムローン。
ローンを返済することができなくなる人が増え、不良債権が増加し、景気低迷の一因となってしまいました。

日本でも、サブプライムローンに似たローンがたくさんあります。
高金利ですが厳しい審査を受ける必要がなく、手軽に利用できる点は、日本のサラ金に似ていますね。
サラ金はサラリーマンを対象としたローンであったことから、そのような呼び名が付いたようですが、現在ではサラリーマンだけでなく、主婦や学生まで、幅広い人が利用するようになっています。消費者金融とも呼ばれていますね。

消費者金融が多くの人に利用されるようになったのは、バブルが崩壊した後の1990年代頃です。
テレビコマーシャルがゴールデンタイムにも解禁となり、爽やかな女性がテレビCMをすることで明るいイメージが持たれるようになりました。

サブプライムローンは簡単な審査で利用することができますが、日本の消費者金融も同じです。
必要な書類はほとんどなく、運転免許証などだけで可能なところも多く、申請は、契約機を使ったり、インターネットや電話で可能な会社も多かったりと、直接人と顔を合わす必要がないので気軽に利用することができます。

ただ、無理な借り入れが原因で破産してしまう人も多く、社会問題となっている点もサブプライムローンと同じです。
大きく異なる点といえば、サブプライムローンは、不動産を得るための借り入れなので、金額が大きいという点です。
消費者金融では、1つの会社で限度額が決まっており、300万円程度となっています。
ですがいくつもの会社に借り入れしていては同じです。
将来設計をしっかりと見据えて、無理な借り入れはやはり禁物だということです。

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